旬の魚介類カレンダー
海に囲まれた日本は一年中海産物が獲れます。
美味しい海産物を食べるなら、やはり旬の食べ物に限ります。
こちらでは、一年を通して海産物の旬がわかる海産物カレンダーをご紹介します。
イチイ商店では、カニの他にも様々な海産物を仕入れていますので、カレンダーの確認と共に今が旬の海産物を是非お買い求めくださいませ。
旬の魚介類カレンダー
冬が旬といえばカニ!
冬が旬の海産物と言えばカニです!
冬は忘年会にお正月、新年会などイベントが多く、家族や友達・同僚と集まる際はカニ鍋などして楽しい時間を過ごしたいですよね。
ですが、カニにも種類によって旬の時期が異なりますので、こちらでは冬に美味しく食べられるカニをご紹介します。
冬の味覚の王様!ズワイガニ
カニの中でも冬に一番人気があるのはズワイガニです!
ズワイガニの旬は、カニ漁が解禁される11月6日頃~3月20日頃までの冬の期間で、ズワイガニの雌に関しては自然保護の観点から12月末頃までとされています。
この頃になると海が比較的穏やかになり、脱皮を終えて身がギュウギュウに詰まったズワイガニが沿岸まで上がってきます。
ズワイガニは甘くてプリっとしたカニ身と濃厚でコクのあるカニ味噌を両方味わえるため、一杯丸まま楽しめるカニ鍋やカニしゃぶにしていただくのがおすすめです!
肉厚ジューシーな食べ応え!タラバガニ

冬に旬を迎えるもう一匹のカニは、タラバガニです!
タラバガニはとげとげとした甲羅を持ち、太い8本のカニ脚が特徴的なカニで、カニ身は肉質で食べ応えがありますが、カニ味噌はほとんど入っていないので食べられません。
タラバガニの脱皮の時期は、11月~2月にかけて脱皮をするカニが多いので、脱皮する直前の一番身が詰まっているカニが獲れる11月~2月がタラバガニの旬の時期です!
脱皮後のカニは、脱皮に体力や栄養をもっていかれて身が細くスカスカの状態となってしまうので、品質の差がでやすく、高品質なタラバガニの価格は高騰し、一般の方が手に入れるのも難しくなります。
イチイ商店では、脱皮直前のタラバガニのみを厳選し、仕入れていますので、プリプリで肉厚ジューシーなタラバガニをお届けいたします。
とにかく太いカニ脚が美味しいので、プリプリの生むき身でしゃぶしゃぶするか、バター焼きにしてチーズやマヨネーズを加える食べ方が筆者のおすすめです!
春が旬の海産物
冬が過ぎ海が温かくなりだす春にも、旬を迎える海産物はたくさんあります。
春が旬の海産物といえばアブラガニとボタンエビにホタテが有名です。
アブラガニ

カニと聞くと冬のイメージがありますが、アブラガニは1月~6月の冬から春にかけて産卵前の最長期を迎えて、身がぎっしり詰まり美味しくいただけます。
アブラガニはタラバガニと見た目が似ており良く間違われますが、味に遜色はなく、たんぱくで弾力のある身を味わえます。
冬だけでなく春や夏もカニを楽しみたいカニ好きの方にはうってつけです!
ホタテ
ホタテの旬の時期は、産卵が終わりプランクトンをたくさん食べて貝柱がどんどん大きくなる5月~8月です。
この頃になると貝柱が最も大きくなり、甘みが強まります。
二度目の旬は産卵前の12月~3月で、生殖巣(卵)が発達した時期も卵を味わえて美味しいです。
天然ではなく、養殖のホタテは1年を通じて食べることができます。
ボタンエビ

3月初旬にエビ漁が解禁となり、4月頃までが旬です。
この頃になると甘みが強まり、とろけるような身はコクがありワサビや醬油がなくても十分すぎる美味しさです。
また、頭のミソもほろ苦くクセになる味わいで、ボタンエビは調理次第で余すことなく味わえます。
夏が旬の海産物
海産物は冬に最盛期を迎えるイメージがありますが、暑い夏に旬を迎える海産物も多いです。
夏のシーズンに特におすすめなのは毛ガニ、花咲ガニ、うにです!
毛ガニ
毛ガニは時期によって生息地を変え、主となる餌も変わるので食べる季節によって味が異なります。
毛ガニは年中漁獲されていますが、毛ガニを味わうのに本当にオススメのシーズンは5月~7月の初夏です。
一般的な毛ガニの産卵期は春頃なので、夏になると産卵と脱皮を終えた身入り抜群の毛ガニを味わえます。
花咲ガニ
夏に旬を迎えるのは毛ガニの他にも花咲ガニがいます。
近年水揚げ量が減少しており、生息地域も北海道の一部の沿岸に限られていることから「幻のカニ」と呼ばれています。
漁が解禁されるのは毎年7月~9月頃ですので、新鮮な花咲ガニを味わえる旬のシーズンは7月〜9月の夏になります。
うに
同じ国産のうにでも産地によって旬が異なりますが、北海道の新鮮なうにを味わえるのは6月~8月の夏になります。
北海道はうにの漁獲量が多く、夏になると利尻島や積丹で獲れる日本で最もポピュラーなムラサキウニが旬を迎えます。
全体的にしっかりとしたコクのある濃厚な味わいで、産地によって味を比べる楽しみ方もおすすめです。
秋が旬といえば鮭!
秋が旬な魚と言えば鮭。
ひと言で「鮭」といっても、鮭にはいろいろな種類がいます。
それぞれ漁獲される時期や食べ頃の旬の時期が異なりますので、イチイ商店が仕入れている「秋鮭」「銀鮭」「トキシラズ」「鮭児(けいじ)」についてそれぞれご紹介します!
秋鮭
鮭は北海道や太平洋方面の川で生まれて、海で4年間過ごした後、産卵のために生まれた川へ戻ってきます。
北海道の方で産卵のために戻ってくる時期は9月~11月の秋頃で、この頃に水揚げされた鮭を「秋鮭」と呼んでおり、日本で一般的なのがこの鮭です。
産卵前のため身が引き締まっており、卵巣や精巣を成長させるために体脂肪が使われているので、脂分は控え目となっています。
身があっさりしているため、フライやムニエルなどの料理に良く使われています。
銀鮭
銀鮭は成長が早いことから国内外で盛んに養殖されている鮭です。
自然の銀鮭はなかなか獲れず、今市場に出回っているほとんどが養殖されたものです。
銀鮭の本来の旬は8月~10月頃といわれていますが、養殖しやすいので年間を通してスーパーなどで販売されています。
秋鮭より脂肪分が多いのが特徴で、身がやわらかく味にコクがあるので、シチューや煮込み料理、鍋などに使うのにも向いています。
トキシラズ
通常の鮭であれば、川で孵化したあと海で4年過ごし、産卵のために生まれた川へ戻って来ます。
一方、トキシラズは、ロシアのアムール川で生まれて、回避の途中に北海道の沿岸で獲られたものをいいます。
トキシラズは、産卵のためではなく餌を求めてロシア方面から南下してきているため、卵巣や精巣に栄養が消費されておらず、身の方に広がっています。
そのため、身に脂がのっていておいしいと言われています。
トキシラズは産卵準備前の若い鮭なので、鱗や皮がやわらかく光沢感のある銀色をしています。
鮭児(けいじ)
鮭児(けいじ)もトキシラズと同じく、ロシアのアムール川生まれの鮭で、10月上旬から中旬にかけて知床から網走付近で獲れる若いシロ鮭です。
アムール川で生まれた鮭が海へ出て、日本の鮭の群れに紛れ込んでしまい一緒に日本に帰ってきたところを漁獲されたものをいいます。
鮭児(けいじ)の漁獲量は年間で500匹程度といわれており、通常のシロ鮭が年間850万匹ほど漁獲されているため、1万匹に1匹獲れるかどうかといわれるほどの幻の魚です。
鮭児(けいじ)は2~3歳と若く、2~3kgほどの大きさにしかならないため、産卵をしていないので身に栄養分がたっぷり詰まっています。
そのため、脂肪率は通常の鮭であれば2~15%に対し、鮭児は20~30%もあり、全身トロといわれるほど脂がのった身を味わうことができます。